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ベストプラクティスとは、世界の重要な課題を解決する良質なプロジェクトを発信するプログラムです。大阪・関西万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」です。大阪・関西万博のベストプラクティスには、このテーマを体現するプロジェクトが選ばれます。
選定されたベストプラクティスは、大阪・関西万博の公式WEBサイトで紹介します。また万博開催期間中、会場内フューチャーライフエクスペリエンスエリアのベストプラクティスエリアで展示します。
ベストプラクティスとなるプロジェクトは、人類の生活の質を高める内容で、明確かつ、目に見えるインパクトを持ち、複数の主体(公的主体、民間主体、市民)による効果的なパートナーシップから生み出され、他の地域にも展開できるものであることが求められます。
また、ベストプラクティスに選ばれるプロジェクトは、大阪・関西万博がサブテーマとして掲げている「いのちを救う」、「いのちに力を与える」、「いのちをつなぐ」のいずれかに関連することが期待されます。これらのサブテーマに関連する分野や領域として、例えば以下の表に示すものが挙げられます。
豊かで多様ないのちが住む地球を未来に残すために、私たちは何をすべきか?
気候変動、脱炭素、生物多様性、サーキュラーエコノミー、再生可能エネルギー、水素社会、ネイチャーポジティブ、森林破壊、海洋汚染、里山再生、淡水資源 など
一人ひとりのウェルビーイングか共鳴する社会をどう実現するか?
感染症対策、ウェルビーイング、ゲノム治療、再生・細胞医療・遺伝子治療、PHR、健康寿命、SBNR、安全な水とトイレ など
あらゆる差別をなくし、互いを尊重し合う社会を実現するために、世界は何をすべきか?
飢餓、貧困、格差社会、人権侵害、児童労働・強制労働、人身売買、障がい者参加、ジェンダー平等、LGBTQ、女性の活躍推進、移民、人間の安全保障、多様性と包摂性 など
全ての人々が職と暮らしに困るこがない未来はどのように実現できるのか?
フードロス、フードテック、食育、食文化、スマート農林水産、サステナブルファッション、エシカル消費 など
AI時代において人は何を学べばいいのか?
生涯学習、EDTEC、知財活用、個別最適化学習、遠隔教育、若者自立、教育格差、STEAM、アントレプレナーシップ、世界の遊び など
多様な文化が共鳴し、未来への文化が共創されるために、私たちは何をすべきか?
伝統芸能、歴史遺産、地域活性化、観光、アート、音楽、スポーツ、文化芸出、漫画・アニメ、eスポーツ など
誰もがその人らしく生きられるコミュニティとは?
スマートシティ、デジタル田園都市、防災・復興、メタバース、宇宙、ロボット、EV・FCV、自動運転、空飛ぶ車、サイバーセキュリティ、MaaS など
SDGsは達成できるか?
そして、その先はどうする?
SDGs、ポストSDGs、いのち、未来社会、Society5.0 など
なお、大阪・関西万博は、多様な参加者がそれぞれの立場から取り組みを持ち寄り、未来社会を描き出すという「People’s Living Lab(未来社会の実験場)」をコンセプトとしています。大阪・関西万博のベストプラクティスは、人間一人一人の様々な価値観を踏まえ、多様な参加者の共創により、諸課題の解決策を提示していくものになります。
募集要項をご確認いただき、下記「ベストプラクティス応募はこちら」より応募してください。
なお「TEAM EXPO 2025」プログラムに活動を登録している方が応募できます。
「TEAM EXPO 2025」プログラムの登録方法については、
下記「TEAM EXPO 2025」サイトをご確認ください。
大阪・関西万博では、多様な参加者が主体となり、理想としたい未来社会を共に創り上げることを目指す取り組みである「TEAM EXPO 2025」という参加型プログラムを実施しています。
この「TEAM EXPO 2025」プログラムにより集まった活動等のうち、特に優れた取り組みを「ベストプラクティス」として選出します。
そのため、ベストプラクティスの候補となるプロジェクトは、あらかじめ「TEAM EXPO 2025」プログラムに登録されている必要があります。(ベストプラクティスの応募手続きは別途必要です。)
「TEAM EXPO 2025」プログラムに登録されることにより、そのプロジェクトの目的や活動内容が、「TEAM EXPO 2025」プログラムの公式サイトや、博覧会協会が実施する交流・共創の取り組み等を通じて、「TEAM EXPO 2025」プログラムの他の参加者や、世の中の人々に明らかになります。
それにより、参加者同士、あるいは参加者とそれ以外の主体との交流が促され、プロジェクトが進化したり、共創により新たなプロジェクトが生み出されたりするなど、ベストプラクティスにふさわしいよりよいプロジェクトが生まれることが期待されます。その結果、より持続可能性に配慮されたり、より複合的な課題、より多くの地域の課題の解決につながるプロジェクトとなったり、よりよい未来につながるような新たなプロジェクトが生み出されたり、といったことが考えられます。