プロデューサー紹介

プロデューサー紹介

会場デザインプロデューサー

藤本 壮介 ©David Vintiner
藤本 壮介 ふじもと そうすけ
建築家

1971年北海道生まれ。東京大学工学部建築学科卒業後、2000年藤本壮介建築設計事務所を設立。2014年フランス・モンペリエ国際設計競技最優秀賞(ラルブル・ブラン)に続き、2015、2017、2018年にもヨーロッパ各国の国際設計競技にて最優秀賞を受賞。2019年には津田塾大学小平キャンパスマスタープラン策定業務のマスターアーキテクトに選定される。主な作品に、ロンドンのサーペンタイン・ギャラリー・パビリオン2013 (2013年)、House NA (2011年)、武蔵野美術大学 美術館・図書館 (2010年)、House N (2008年) 等がある。

会場運営プロデューサー

石川 勝
石川 勝 いしかわ まさる
プランナー、プロデューサー

株式会社シンク・コミュニケーションズ代表取締役、大阪市立大学客員教授。
1963年札幌市生まれ。プランナーとして、イベントプロモーション、文化・商業施設開発、コミュニケーションデザイン分野で実績を積み、2004年株式会社シンク・コミュニケーションズ設立。博覧会や展示会を数多く手掛け、2005年愛知万博ではチーフプロデューサー補佐として基本計画策定に従事、ロボットプロジェクト、愛・地球広場、極小IC入場券をプロデュースした。
ロボット分野、コンテンツ技術分野に専門性を持ち、2006年から2016年までの10年間、東京大学IRT研究機構プロジェクトマネージャー・IRTコンテンツ部門長。「先端融合領域イノベーション創出拠点(少子高齢社会と人を支えるIRT基盤の創出)」などの産学連携事業を推進。
経済産業省「今年のロボット大賞」事務局長(2006-2008)、 「技術戦略マップ(コンテンツ分野)」 委員(2008-2015)、「上海万博 日本政府館ロボット出展事業」実行委員長(2010)、「デジタルコンテンツEXPO」エグゼクティブプロデューサー(2008-2017)、「あいちロボットショーケース」プロデューサー(2019-2020)

テーマ事業プロデューサー

「 いのちを知る 」
福岡 伸一
福岡 伸一 ふくおか しんいち
生物学者、青山学院大学教授

生物学者。1959年東京生まれ。京都大学卒。米国ハーバード大学医学部博士研究員、京都大学助教授などを経て青山学院大学教授・米国ロックフェラー大学客員研究者。サントリー学芸賞を受賞し、80万部を超えるベストセラーとなった『生物と無生物のあいだ』(講談社現代新書)、『動的平衡』(木楽舎)など、“生命とは何か”を動的平衡論から問い直した著作を数多く発表している。
また、大のフェルメール好きとしても知られ、世界中に散らばるフェルメールの全作品を巡った旅の紀行『フェルメール 光の王国』(木楽舎)、さらに最新刊として『フェルメール 隠された次元』(木楽舎)を上梓。最新のデジタル印刷技術によってリ・クリエイト(再創造)したフェルメール全作品を展示する「フェルメール・センター銀座」の監修および、館長もつとめた。

「 いのちを育む 」
河森 正治
河森 正治 かわもり しょうじ
アニメーション監督、メカニックデザイナー

アニメーション監督、企画、原作、脚本、映像・舞台演出、メカデザイナー等を手がけるビジョンクリエーター。
慶応義塾大学在学中に原作者の一人として携わったTVアニメーション『超時空要塞マクロス』、そしてそこに登場する三段変形メカ、『バルキリー』のデザインも担当し、世界中の若者に日本アニメは“クール”だというインパクトを与えた。劇場作品『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』では23歳の若さで監督に抜擢される。『マクロス』シリーズ以外にも『アクエリオン』シリーズ、宮沢賢治の半自伝的アニメーション『イーハトーヴ幻想 KENJIの春』などの原作、監督を担当。メカニックデザイナーとして、『機動戦士ガンダム0083スターダストメモリー』、『攻殻機動隊』、ソニーのエンターテインメントロボット“AIBO”『ERS-220』、日産デュアリスCMメカ『パワード・スーツ デュアリス』、ソニースマートウォッチ『wena』のデザインをするなど幅広く活動。アニメ制作を続けながら、VR、ドーム映像を始めとする新たな映像表現を探求。近年では、ミニチュアテーマパーク 『SMALL WORLDS』のクリエイティブオフィサーを務めるほか、国内外での文化的施設や教育現場での講演なども精力的に行っている。

「 いのちを守る 」
河瀨 直美 ©LESLIE KEE
河瀨 直美 かわせ なおみ
映画監督

生まれ育った奈良を拠点に映画を創り続ける。一貫した「リアリティ」の追求はドキュメンタリーフィクションの域を越えて、カンヌ国際映画祭をはじめ、世界各国の映画祭での受賞多数。代表作は『萌の朱雀』『殯の森』『2つ目の窓』『あん』『光』など。世界に表現活動の場を広げながらも故郷奈良にて、2010年から「なら国際映画祭」を立ち上げ、後進の育成にも力を入れる。東京 2020 オリンピック競技大会公式映画監督に就任。最新作『朝が来る』は、Cannes 2020 オフィシャルセレクションに選出され、10月23日より全国公開予定。映画監督の他、CM演出、エッセイ執筆などジャンルにこだわらず表現活動を続け、プライベートでは野菜やお米を作る一児の母。
公式Instagram @naomi.kawase

「 いのちをつむぐ 」
小山 薫堂
小山 薫堂 こやま くんどう
放送作家

1964年熊本県生まれ。放送作家。脚本家。京都芸術大学副学長。日本大学芸術学部在籍中に放送作家としての活動を開始。「料理の鉄人」「カノッサの屈辱」「世界遺産」など斬新なテレビ番組の構成を手掛ける。脚本を担当した映画「おくりびと」で第32回日本アカデミー賞最優秀脚本賞、第81回米アカデミー賞外国語部門賞を獲得。文化庁「日本博」企画委員、「日本遺産」審査委員、農林水産省料理人顕彰制度「料理マスターズ」審査委員、日本最大級の若手料理人コンペティション「RED U-35」総合プロデューサー、などをつとめる。熊本県のPRキャラクター「くまモン」のプロデュース、京都市「京都館」館長など、地域創生のプロジェクトにも数多く関わっている。

「 いのちを拡げる 」
石黒 浩
石黒 浩 いしぐろ ひろし
大阪大学教授、ATR石黒浩特別研究所客員所長

1991年、大阪大学基礎工学研究科博士課程修了。工学博士。2009年より大阪大学大学院基礎工学研究科システム創成専攻教授。ATR石黒浩特別研究所客員所長(ATRフェロー)。2017年から大阪大学栄誉教授。
研究対象は、人とかかわるロボットやアンドロイドサイエンス。主要な科学雑誌や国際会議で発表し掲載された論文は300本以上。また、ロボビー、リプリー、ジェミノイド、テレノイド、エルフォイドといった、人とかかわるヒューマノイドやアンドロイドを開発。これらのロボットは、ディスカバリーチャンネルやNHK、BBCほか、500を超える番組で取り上げられている。
2009年には、メディアアートの世界的なイベントの1つであるアルス・エレクトロニカ・フェスティバルのメインゲストとして招待された。2011年、大阪文化賞受賞。2015年、文部科学大臣表彰受賞およびシェイク・ムハンマド・ビン・ラーシド・アール・マクトゥーム知識賞受賞。2020年、立石賞受賞。

「 いのちを高める 」
中島 さち子
中島 さち子 なかじま さちこ
音楽家、数学研究者、STEAM教育家

ジャズピアニスト・数学研究者・STEAM教育家・メディアアーティスト
株式会社steAm CEO・株式会社STEAM Sports Laboratory 取締役
音楽・数学・STEAM*教育・メディアアートなどの分野で、国内外で多彩な活動を展開する。
著書に『人生を変える「数学」そして「音楽」』『音楽から聴こえる数学』(講談社)絵本『タイショウ星人のふしぎな絵』(文研出版、絵:くすはらじゅんこ)他、CD”Rejoice”、 “希望の花”、“妙心寺退蔵院から聴こえる音”他。
国際数学オリンピック金メダリスト(日本人女性唯一) 。
内閣府 STEM Girls Ambassador(理工系女子応援大使)。
経済産業省『「未来の教室」とEdTech』研究会研究員。
日米リーダーシッププログラムフェロー/フルブライター。
NY大学 Tisch School of the Arts、 ITP (Interactive Telecommunications Program) M.P.S.
*STEAM: Science/科学、Technology/技術、Engineering/工学・ものづくり、Arts/芸術・リベラルアーツ、Mathematics/数学 などの世界を横断する、創造的実践的でプレイフルな学び方・探究、ワクワク(興味・関心)を軸とした「創る」と「知る」の循環を指す。

「 いのちを磨く 」
落合 陽一 ©蜷川実花
落合 陽一 おちあい よういち
メディアアーティスト

1987年生まれ、メディアアーティスト。2015年東京大学大学院学際情報学府博士課程修了(学際情報学府初の早期修了)、博士(学際情報学)。2017年筑波大学図書館情報メディア系准教授、2020年デジタルネイチャー開発研究センター センター長。2017年-2019年まで筑波大学学長補佐、2018年より内閣府知的財産戦略ビジョン専門調査会委員、内閣府「ムーンショット型研究開発制度」ビジョナリー会議委員などを歴任。
メディアアートを計算機自然のヴァナキュラー的民藝と捉え、「物化する計算機自然と対峙し、質量と映像の間にある憧憬や情念を反芻する」をステートメントに、研究や芸術活動の枠を自由に越境し、探求と表現を継続している。専門はメディア芸術のほか、ヒューマンコンピューターインタラクションおよび知能化技術や視聴触覚技術を用いた応用領域。研究と表現の探求と様々な社会実装によって計算機自然(デジタルネイチャー)と呼ぶ新しい自然ビジョンを目指す。
2015年World Technology Award、2016年Prix Ars Electronica、ヨーロッパ連合よりSTARTS Prizeを受賞。Laval Virtual Awardを2017年まで4年連続5回受賞。2017年スイス・ザンガレンシンポジウムよりLeaders of Tomorrow・40 Knowledge Pool選出。2019年SXSW Creative Experience ARROW Awards 受賞他、論文賞や作品賞など研究分野や表現分野で多数受賞。
個展として「Image and Matter(マレーシア・2016)」、「質量への憧憬(東京・2019)」、「情念との反芻(ライカ銀座・2019)」など、その他の展示として、「AI more than human展(バービカンセンター、イギリス・2019)」、「計算機と自然、計算機の自然(日本科学未来館・2020)」など多数出展。著作として写真集「質量への憧憬(amana)」、「魔法の世紀(PLANETS)」、「デジタルネイチャー(PLANETS)」、他ベストセラー多数。これまでに研究や作品はBBC、CNN、CNBC、Discovery、AP、ロイター、デイリーメール紙、テレグラフ紙、ロシア国営放送、フランス国営放送などに特集され、世界中100以上の有名新聞、雑誌、テレビ、Webメディアに取り上げられた。

「 いのちを響き合わせる 」
宮田 裕章
宮田 裕章 みやた ひろあき
慶応義塾大学教授

1978年生まれ。慶応義塾大学 医学部教授
2003年東京大学大学院医学系研究科健康科学・看護学専攻修士課程修了。同分野保健学博士(論文)
早稲田大学人間科学学術院助手、東京大学大学院医学系研究科 医療品質評価学講座助教を経て、2009年4月東京大学大学院医学系研究科医療品質評価学講座 准教授、2014年4月同教授(2015 年 5 月より非常勤) 、2015年5月より慶應義塾大学医学部医療政策・管理学教室 教授
【社会的活動】
大阪府2025日本万国博覧会基本構想検討会メンバー
うめきた2期アドバイザー
厚生労働省 保健医療2035策定懇談会構成員、
厚生労働省 データヘルス改革推進本部アドバイザリーボードメンバー
新潟県 健康情報管理監
神奈川県 Value Co-Creation Officer
国際文化会館 理事
The Commons Project 評議員、日本代表

専門はデータサイエンス、科学方法論、Value Co-Creation
データサイエンスなどの科学を駆使して社会変革に挑戦し、現実をより良くするための貢献を軸に研究活動を行う。専門医制度と連携し5000病院が参加するNational Clinical Database、LINEと厚労省の新型コロナ全国調査など、医学領域以外も含む様々な実践に取り組むと同時に、経団連や世界経済フォーラムと連携して新しい社会ビジョンを描く。宮田が共創する社会ビジョンの1つは、いのちを響き合わせて多様な社会を創り、その世界を共に体験する中で一人ひとりが輝くという“共鳴する社会”である。

大阪・関西万博の理念と
テーマ事業の考え方

私たちのいのちは、この世界の宇宙・海洋・大地という器に支えられ、互いに繋がりあって成り立っている。その中で人類は、環境に応じて多様な文化を築き上げることにより、地球上のいたるところに生活の場を拡大した。その一方で、人類は、利己を優先するあまり、時として、自然環境をかく乱し、さらには同じ人類の他の集団の犠牲の上に、不均衡な社会を作り上げてきてしまったのも事実である。そして今、生命科学やデジタル技術の急速な発達にともない、いのちへの向き合い方や社会のかたちそのものが大きく変わりつつある。
いのちそのものを改編するまでの高度な科学を築き上げた私たちには、人類が生態系全体の一部であることを真摯に受けとめるとともに、自らが生み出した科学技術を用いて未来を切り開く責務があることを自覚し、行動することが求められる。自然界に存在するさまざまないのちの共通性と相違性を認識し、他者への共感を育み、また多様な文化や考えを尊重しあうことによって、ともにこの世界を生きていく。そうすることによって、私たち人類は、地球規模でのさまざまな課題に対して新たな価値観を生み出し、持続可能な未来を構築することができるにちがいない。
このような信念に基づいて開催しようとする2025年大阪・関西万博は、2020年以来、新型コロナウイルス感染症の地球規模での拡大という未曾有の局面に立ち会うことになった人類にとって、このような局面だからこそ見えてくる人類の可能性を確認しあい、新たないのちのありようや社会のかたちを検証し提案する、2度とない機会を提供する場となった。
2025年日本国際博覧会協会は、一人ひとりが互いの多様性を認め、「いのち輝く未来社会のデザイン」を実現するため、以下の8つのテーマ事業を設定することとした。

  • いのちを知る

    生命系全体の中にある私たちの「いのち」のあり方を確認する。

  • いのちを育む

    宇宙・海洋・大地に宿るあらゆる「いのち」のつながりを感じ、共に守り育てる。

  • いのちを守る

    危機に瀕し、人類は「分断」を経験する。「私」の中の「あなた」を認めるいとなみの行方に、多様ないのちが、それぞれに、護られてゆく未来を描く。

  • いのちをつむぐ

    自然と文化、人と人とを紡ぐ「食べる」という行為の価値を考え、日本の食文化の根幹にある「いただきます」という精神を発信する。

  • いのちを拡げる

    新たな科学技術で人や生物の機能や能力を拡張し、「いのち」を広げる可能性を探求する。

  • いのちを高める

    遊びや学び、スポーツや芸術を通して、生きる喜びや楽しさを感じ、ともにいのちを高めていく共創の場を創出する。

  • いのちを磨く

    自然と人工物、フィジカルとバーチャルの融和により、自然と調和する芸術の形を追求し、新たな未来の輝きを求める。

  • いのちを響き合わせる

    個性あるいのちといのちを響き合わせ、「共鳴するいのち」を共に体験する中で、一人ひとりが輝くことのできる世界の模式図を描く。

これらのテーマ事業から得られる体験は、人びとにいのちを考えるきっかけを与え、創造的な行動を促すものとなるに違いない。他者のため、地球のために、一人ひとりが少しの努力をすることをはじめる。その重なり合い、響きあいが、人を笑顔にし、ともに「いのち輝く未来社会をデザインすること」につながっていく。
世界の人びとと、「いのちの賛歌」を歌い上げ、大阪・関西万博を「いのち輝く未来をデザインする」場としたい。
これは、いのちを起点に、世界の人びとと未来を共創する挑戦にほかならない。 公益社団法人2025年日本国際博覧会協会

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