現在、大阪・関西万博会場内でユスリカが大量飛来しております。以下、ユスリカの飛来に関する現状とこれまでの対応、今後の対策の進め方についてお知らせいたします。
公益社団法人2025年日本国際博覧会協会(以下、協会)は、現在、ユスリカに関する調査を複数事業者の協力を得て実施しており、会場内で大量飛来している虫は、ユスリカ科の一種であるシオユスリカであることを確認しています。シオユスリカは淡水と海水が混じる汽水域で発生するとされております。協会は厳密な発生源については、現在調査を進めております。
現時点において、シオユスリカは、特に夕方から夜にかけての時間帯で大量に飛来しています。シオユスリカが大量に飛来している場所は、会場南側の大屋根リングの上(スカイウォーク)や、その東西の水辺エリアとなっています。ただし、その飛来場所は、天候状況によって変わり、会場の広い範囲で確認しております。
ユスリカは、感染症を媒介する報告はなく、また、刺すこともありません。
これまで、協会は、雨水桝等へのユスリカ成長抑制剤の散布、協会施設での忌避剤による侵入防止策、清掃、消毒を実施しております。また、協会は、営業店舗等における忌避剤を使用した侵入対策、清掃、消毒を支援してきております。なお、ウォータープラザやつながりの海に成長抑制剤は投入しておりません。
協会は、営業店舗等における忌避剤を使用した侵入対策・清掃・消毒の支援などを継続します。また、協会は、5月26日に「ユスリカ等対策本部」を設置しており、専門事業者等とともに、発生源の特定と、人体や環境影響も考慮した有効な対策について調査を進めていきます。
今後、調査結果を踏まえ、来場者の皆様が会場内で快適にお過ごしいただけるよう、ユスリカに対して、早急に対策を取る予定です。
(運営統括室・施設維持管理局)