お知らせ

2025.05.29 落合陽一×日本フィルハーモニー交響楽団プロジェクト VOL.9《null²する音楽会supported by ローム ミュージック ファンデーション》の開催について

 2025年日本国際博覧会協会は、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の中核事業「シグネチャープロジェクト」における落合陽一テーマ事業プロデューサーのシグネチャーイベント「null²する音楽会supported by ローム ミュージック ファンデーション」を8月30日(土)に開催します。

日時:8月30日(土)15:00~(開場14:30予定)
場所:EXPO ホール「シャインハット」
予約受付開始:5月30日(金)より2カ月前抽選受付開始

開催概要

▽新時代の音楽体験を創造する「落合陽一×日本フィル」プロジェクト
「落合陽一×日本フィルハーモニー交響楽団」プロジェクトは、音楽を「耳だけで聴く」という固定概念を超え、最新テクノロジーを活用した「五感で感じる、身体で聴く音楽」を実現しています。
2018年の初回公演「耳で聴かない音楽会®」から始まったこの試みは、従来のオーケストラ鑑賞の常識を変え、「あらゆる人々へ、世代へ、社会へ、世界へ」をモットーに、年齢や障がいの有無に関わらず、誰もが音楽を楽しめる音楽会、「全身体験としての音楽体験」を目指しています。
最近では、進化し続けるAI技術を取り入れたライブ映像演出に挑戦するとともに、日本各地の伝統文化の魅力を世界に発信する活動も行っています。2023年からは作曲家・藤倉大氏と協力し、「承前啓後継往開来(伝統を受け継ぎながら新しい道を切り開く)」をテーマに、日本の伝統音楽や伝統芸能を、オーケストラのサウンドと映像で再解釈するプロジェクトを展開。東京を中心に各地で伝統芸能とのコラボレーションを重ねてきました。
今回のVOL.9公演は、東京でのコンサート(8月21日、サントリーホール)に加え、大阪・関西万博会場内で行われるシグネチャーイベントとしても開催されます。日本を代表する指揮者・広上淳一[フレンド・オブ・JPO(芸術顧問)]や多くの能楽師との共演により「null²(ヌルヌル)」という新しい世界観を表現します。
 生の音楽のもつ、人々を結び付け、繋ぎ、共感する力を大切に、音楽の新たな可能性と感動を、より多くの人々に届けます。

▽キャスト
・演出:落合陽一(メディアアーティスト)
・指揮:広上淳一[フレンド・オブ・JPO(芸術顧問)]
・「映像の奏者」:WOW
・ゲスト【新作】:
 能楽シテ方:馬野正基、狂言方:野村万蔵 野村万之丞 野村拳之介 野村眞之介
 囃子方:笛/赤井要佑 小鼓/上田敦史 大鼓/山本寿弥 太鼓/上田慎也
 地謡:山中雅志 上野朝彦 笠田祐樹 藤井丈雄
・進行アシスタント:江原陽子
・管弦楽:日本フィルハーモニー交響楽団

プロデューサー紹介

©蜷川実花

落合陽一
メディアアーティスト。1987年生まれ、2010年ごろより作家活動を始める。境界領域における物化や変換、質量への憧憬をモチーフに作品を展開。筑波大学准教授、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)テーマ事業プロデューサー。写真集「質量への憧憬(amana・2019)」NFT作品「Re-Digitalization of Waves(foundation・2021)」など。2016年PrixArsElectronica栄誉賞、EUよりSTARTSPrize受賞、2019SXSWCreativeExperienceARROWAwards受賞。Apollo Magazine 40 UNDER 40 ART andTECH、Asia Digital Art Award優秀賞、文化庁メディア芸術祭アート部門審査委員会推薦作品多数。
                                       
主な個展として「Image and Matter」マレーシア, 2016、「未知への追憶」渋谷マルイMODI, 2020、「物化-Transformation of Material Things-」香港アーツセンター, 2021、「日下部民藝館特別展」岐阜, 2021-2025、「晴れときどきライカ」ライカギャラリー東京/京都, 2023、「ヌルの共鳴:計算機自然における空性の相互接続」山梨・清春芸術村 安藤忠雄/光の美術館, 2023、「昼夜の相代も神仏:鮨ヌル∴鰻ドラゴン」東京・Brillia Art Gallery, 2024など。常設展として「計算機と自然、計算機の自然」日本科学未来館, 2019。その他の展示としてSIGGRAPH Art Gallery, 「Ars Electronica Festival」2015-2021、「 AI More Than Human」UA・バービカンセンター, 2019、「おさなごころを、きみに」東京都現代美術館, 2020、「北九州未来創造芸術祭 ART for SDGs」 北九州市立いのちのたび博物館, 2021、「Study:大阪関西国際芸術祭」2022-2023など多数出展。「New JapanIslands 2019-2023」エグゼクティブディレクターや「日中韓芸術祭2021 in Kitakyushu」、「落合陽一×日本フィルプロジェクト2018-2025」の演出を務めるなど、さまざまな分野とのコラボレーションも手掛ける。

(企画局)