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―当協会と「実証事業推進チーム大阪」が、実施を支援―
公益社団法人2025年日本国際博覧会協会と大阪商工会議所が、万博開催の機運醸成と未来社会を見据えたイノベーション創出に向けて実施した、夢洲における実証実験公募で採択された、大阪市高速電気軌道株式会社による自動運転レベル4(高度運転自動化)を見据えた自動運転車両を核とした次世代の交通管制システムの提供を目指す実証実験が、2022年3月1日(火)から開始されます。
本実証実験は、今回の公募で採択された9案件のうち、6番目に実験を始めるものとなります。
また実施にあたり、当協会と大阪府、大阪市、大阪商工会議所で構成する「実証事業推進チーム大阪」(以下「チーム大阪」)が支援を行います。
○ 今回(第1回目)の実験では、舞洲スポーツアイランド*内に1周約400メートルのテストコースを整備し、複数台の自動運転車両を運行させることで、自動運転レベル4での自動運転の一元管理の課題抽出と、非接触充電による電動モビリティへの充電制御に関するエネルギーマネジメントの技術検証を行います。
また、車両の運行を管理する手法・システムを企画し、マネジメントする高度な専門人材の育成方法を検証するとともに、将来の自動運転化による様々な技術・サービスについても活用の可能性を検証します。
さらに、コスモスクエア駅から舞洲実証実験会場間までを区間とした公道での自動運転レベル2(部分運転自動化)での自動運転、信号協調、遠隔監視の検証も行います。技術実証の終了後、公道やテストコースでの自動運転車両の一般向け乗車モニター体験も予定しています。
*実験実施に向けた協議・調整の結果、舞洲で行うこととなりました。
○ また、第2回目の実験(2022年10月頃予定)では、第1回の技術実証の結果をはじめ、自動運転の乗車モニター体験で寄せられた意見等を踏まえた検証を引き続き行う予定で、自動運転レベル4を見据えた自動運転車両を核とした次世代の交通管制システムの構築につながることが期待されています。
○ 今回の実証実験は、当協会と大阪商工会議所が2021年1月18日から2月19日まで実施した、2025年大阪・関西万博の会場である夢洲における実証実験の公募に寄せられた39件の提案の中から採択され、実証実施候補者となった9件の提案の一つで、実証実験の円滑・効果的な実施のためチーム大阪に推薦され、チーム大阪が、実験内容や実験場所等の協議・調整などの実験実施に向けた支援を行っています。
○ 夢洲における実証実験公募の、他の実証実施候補者の提案についても、チーム大阪が順次実施に向けた調整を実施し、今後、それらの案件の実証実験スケジュールなど実証実験の詳細について決定次第、当協会とチーム大阪が共同で発表する予定です。
今回の実験のイメージ
今回の実験場所
●本実証実験に関すること
大阪商工会議所 産業部
TEL:06-6944-6300