プレスリリース

2023.05.30 河瀨直美テーマ事業プロデューサー シグネチャーパビリオン「いのちのあかし」に廃校の校舎を活用
                          ©2023 Naomi Kawase/SUO, All Rights Reserved.

2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)で、河瀨直美テーマ事業プロデューサーが手がけるシグネチャーパビリオン「いのちのあかし」に、廃校となった奈良県十津川村立折立中学校と京都府福知山市立細見小学校中出分校の校舎を活用することが決まりましたのでお知らせします。
今後、各校舎の移設に向けて現地調査や解体工事などを行い、2024年1月頃から、夢洲会場での建設を開始する予定です。

河瀨直美テーマ事業プロデューサーからのコメント

                              ©LESLIE KEE

2つの校舎は、昭和初期より時代を超えて、人々に共有されてきた記憶が宿る美しい佇まいの建築でした。初めて訪れたにも関わらず、昔からここを知っていたかのような懐かしさを感じさせてくれたと同時に、これまで大切にしてこられた場所であることも、ひしひしと感じました。
この廃校となった校舎を活用し、パビリオンに新しいいのちを吹き込みたいと思います。

河瀨直美テーマ事業プロデューサー「いのちのあかし」の概要

・主要構造:木造建築 3棟 (エントランス、対話シアター、森の集会所)
・延床面積:約1,500㎡
※概要資料URL:https://www.expo2025.or.jp/wp/wp-content/uploads/kawase_2305.pdf

▽エントランス
シグネチャーパビリオン「いのちのあかし」の来場者を迎えるエリア。

▽対話シアター

            対話シアターのイメージ  ©2023 Naomi Kawase, All Rights Reserved.

シアターでは、初めて出会う全く相⼿のことを知らない⼆⼈が対峙して、⼀期⼀会の対話を始める。毎回変わる話者の相⼿は、世界のどこかにいる⼈。対話を通じて、異なる国境や⼈種や宗教や⽂化や⾵習など、お互いの違いとその分断を超えていく。

▽森の集会所
木々に囲まれながら「対話シアター」で⽣まれた対話の記録や、建築の移築のヒストリー映像などを見ることができる、来場者が⾏き交うエリア。

シグネチャーパビリオン「いのちのあかし」イメージ 

    ©2023 Naomi Kawase/SUO, All Rights Reserved.    ©2023 Naomi Kawase/SUO, All Rights Reserved.

▽校舎の配置
① 奈良県十津川村立折立中学校(南棟)      エントランス
② 京都府福知山市立細見小学校中出分校      対話シアター
③ 奈良県十津川村立折立中学校(北棟)       森の集会所

各学校の紹介

・奈良県十津川村立折立中学校 

奈良県吉野郡十津川村大字折立地域に1952(昭和27)年に建設され、2012(平成24)年に閉校した延床面積970.64㎡の南棟校舎が「いのちのあかし」のエントランスとなります。また、1965(昭和40)年に他の場所から移築され、2012(平成24)年に閉校した延床面積943.17㎡の北棟校舎が森の集会所となります。

・京都府福知山市立細見小学校中出分校

京都府福知山市三和町中出地域にある現在の所在地に1930(昭和5)年に建設され、2002(平成14)年に閉校した延床面積362.08㎡の木造平屋建ての小さな分校が、「いのちのあかし」の対話シアターとなります。

シグネチャーパビリオン「いのちのあかし」配置場所

問合せ先

●十津川村役場 施設課
TEL:0746-62-0905
Mail:shisetsu@vill.totsukawa.lg.jp
十津川村Webサイト:https://www.vill.totsukawa.lg.jp/

●福知山市役所 財務部 資産活用課 公民連携係
TEL:0773-24-7038
Mail:shisan@city.fukuchiyama.lg.jp
福知山市 廃校Re活用プロジェクト Webサイト:
https://www.city.fukuchiyama.lg.jp/soshiki/10/28852.html