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このたび、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)のスペシャルサポーターに、帆船BLUE OCEANみらいへ(以下、帆船みらいへ)が就任しましたのでお知らせします。
2022年3月にスペシャルサポーターに就任したポリマ号はドバイを訪問し、スペシャルサポーターとしてドバイ万博から大阪・関西万博へのバトンを渡すセレモニーに参加した後、次の寄港地であるモルディブに向かう途中でアクシデントに遭遇し、残念ながら航行の目途が立たなくなりました。そのため、後継船として特定非営利活動法人ゼリ・ジャパンが所有運航する帆船みらいへに、その任務を引き継ぐこととなりました。
帆船みらいへには、大阪・関西万博のスペシャルサポーターとして、今後さまざまなプロモーション活動にご協力いただきます。
【帆船BLUE OCEANみらいへ】
大航海時代に活躍した帆船は、風を動力として航行する際には動力に関わる二酸化炭素排出量はゼロであり、確立されたカーボンニュートラルの技術が歴史と共に詰め込まれた船です。帆船みらいへは、一般の方が自由に乗船可能な日本で唯一の帆船で、一般の方が手軽に乗船し宿泊体験等をすることができます。
太平洋沿岸国を中心に航行する帆船みらいへは、一般の方を対象にセイルトレーニングと合わせ海洋環境学習を行うなど、より身近に海と接する体験活動を通じて、地球市民として環境問題を考え行動変容に繋げることを目指しています。さらに環境調査船としてマイクロプラスチックの海洋分布調査等も実施するなど、日本を代表する帆船として幅広い役割を担い運航される予定です。 また、今後、科学者やさまざまな企業と連携し、発電機へのバイオディーゼル燃料の利用やEV化、燃料電池など最先端技術の実証実験の場として搭載することで、より新しい船へと変貌することを目指します。
【特定非営利活動法人 ゼリ・ジャパンコメント】
大阪・関西万博のテーマは、「いのち輝く未来社会のデザイン」。SDGsの達成を目指す、さまざまな取り組みとのコラボレーションが企画されています。帆船みらいへの航海では、寄港地で大阪・関西万博の情報発信をするとともに、美しい自然や環境問題、海洋の歴史や文化などについても共有します。 スペシャルサポーターとしての活動を通して、人々の問題意識が高まり、市民運動と企業活動がうまく相互作用し、さまざまな社会課題に対するソリューションが見つかることを願っています。
■「スペシャルサポーター」とは
スペシャルサポーターは、多くのファンや支持層を持つ方・団体・キャラクター等が、その発信力を活かして本万博の魅力や理念への共感を伝えていただく、“大阪・関西万博の応援団”です。今後も、スペシャルサポーターにさまざまな方が加わり活動いただく事により、本万博の関心層を拡げていきます。
ゼリ(ZERI)とは、「Zero Emission Research and Initiative」の頭文字で、ゼロエミッション(排出ゼロ)構想を日本でも実現するため、2001年に法人が設立されました。 「廃棄物を出さない自然の循環に習いながら、廃棄物を資源として再利用し最終的な廃棄物をゼロにすることを目指す」ゼロエミッション構想の日本での拠点とするため、更家悠介氏が理事長となってゼリ・ジャパンを設立し、日本における環境教育の啓発と実践、産業連環の構築などを行い、循環型社会を実現するために活動しています。