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公益社団法人2025年日本国際博覧会協会は、会場内での来場者の利便性と安全性を高めるために、下記のとおり会場での店舗決済と入場管理に日本電気株式会社(NEC)の顔認証システム※1を導入します。
本システムの導入により、会場内では国内最大級となる顔認証による電子マネー決済が可能となるとともに、入場ゲートでは顔認証による追加確認を行うことにより、なりすましを防止します。
本サービスを通して、大阪・関西万博の会場をキャッシュレス社会の実験場とし、円滑で快適な会場運営を目指すとともに、「EXPO2025デジタルウォレット」利用者のさまざまな楽しみ方を創出し、万博開催前から多くの場面で万博を盛り上げ、大阪・関西万博への参加につなげていきます。
万博会場においては、通期パス・夏パス※2のチケット購入者に加えて、入場チケットの券種に関わらず「EXPO2025デジタルウォレット」アプリの電子マネー「ミャクペ!」※3を利用されている方を対象に、決済端末※4が設置された店舗において顔認証を活用した決済サービスを提供します。
事前に顔情報と決済方法を登録することにより、対象店舗で顔認証を行うだけでスマホやカードを使用せずに手ぶらで決済することが可能です。決済方法は「ミャクペ!」またはクレジットカード※5の選択が可能です。
なお、会場内においては、約1,000台の決済端末機でのキャッシュレス決済を運用予定としており、電子マネーと顔認証が紐づく決済運用の事例としては、国内最大規模※6となります。
顔認証を活用した店舗決済イメージ
画像提供:NEC
顔認証による入場管理は、複数回入場パス(通期パス・夏パス)のチケット購入者を対象としたシステムで、万博会場入口にある51か所の入場ゲートに顔認証システムを搭載し、チケットの貸し借り等によるなりすまし防止を実現します。
対象パスを持った方が入場する際は、チケットに記載のQRコードをゲートにかざしたうえで更に、ゲートに設置するカメラを用いた顔認証の追加確認を行います(追加認証)。登録者数はNECの国内における顔認証提供事例として最大規模となる120万IDを想定しており、来場者が円滑かつ安全に入場いただけるシステムを目指します。
なお、通期パス・夏パスのチケット購入者は、一度の顔登録※7で会場内決済と入場の両サービスを利用できるため、大阪・関西万博の会場で快適かつ便利な体験ができます。
※1:個人の顔の特徴を使用した認証システムであり、安全かつ迅速にカメラに顔をかざすだけで支払い認証が可能。また、生体情報の使用に同意し登録した利用者が活用できるもので、登録した顔画像などの個人情報は日本国内のプラットフォーム内に安全に保存され、利用者の同意なしに個人情報を他の目的で使用することはありません。
※2:通期パスは、開幕日から2025年10月3日まで、毎日11時以降、期間中何度でも入場可能なチケットです。また、夏パスは、2025年7月19日から8月31日まで、毎日11時以降、期間中何度でも入場可能なチケットです。入場チケットの種別についてはこちらをご参照ください。
https://www.expo2025.or.jp/tickets-index/price/
※3:「EXPO2025デジタルウォレット」は、万博のテーマである「デジタル」「未来への行動」を個人が感じ参加するツールとしてWeb2、Web3領域を一つのアプリで提供するサービスです。また「ミャクペ!」はEXPO2025デジタルウォレット内で提供される機能の一つで、万博会場内外で利用できる電子マネー決済サービスです。
※4:会場内の決済端末は、SMBCグループが提供する「Stera terminal」を予定しています。一台の端末で多様な決済手段に対応が可能な据置型オールインワンの決済端末です。
※5:クレジットカードは、Visa・Mastercardの登録が可能です。
※6:実装・運用段階における顔登録者数、顔決済利用店舗数などを踏まえた発表時点でのNEC調べ。
※7:通期パス・夏パスのチケット購入者はチケット購入後、顔登録が必須となります。顔登録実施可能時期は、2025年1月頃を予定しています。今後公式WEBサイトにてご案内します。また、顔決済利用は任意で、会場内決済の利用規約に同意いただくことで登録が可能となります。
EXPO2025デジタルウォレットの利用方法等を紹介したサイトを、以下の通り開設しています。ぜひ、ご覧ください。
▽アプリダウンロードのリンク
<App Store URL>
https://apps.apple.com/jp/app/id6450660947
<Google Play URL>
https://play.google.com/store/apps/details?id=io.hashport.hashwallet
▽事業連携サービスの紹介
https://expo2025-wallet.com/
▽金融連携サービス【① ミャクペ!(電子マネー)、② ミャクポ!(ポイント)、③ ミャクーン!(EXPO2025デジタルウォレットNFTサイトの万博独自NFT)】の紹介
https://www.expo2025-dwfs.jp
「EXPO2025デジタルウォレット」サービスは、2024年7月にバージョンアップを予定しています。ミャクペ!(電子マネー)、ミャクポ!(ポイント)、ミャクーン!(EXPO2025デジタルウォレットNFTサイトの万博独自NFT)などの金融連携サービスが新たに開始されます。また、ミャクペ!、ミャクポ!などのデジタルウォレットの利用状況に応じて特典が受けられる「ミャクミャク リワードプログラム」も新たにスタートします。