お知らせ

2025.02.21 会場内のガス濃度測定結果(2024年11・12月度)の公表について

公益社団法人2025年日本国際博覧会協会は、会場整備工事期間中のガス濃度測定結果を定期的に公表することとしており、2024年11,12月度のガス濃度測定結果を取りまとめましたのでお知らせします。
測定結果の概要は次のとおりです。
・建物内においては11月及び12月のいずれも、1.5vol%以上のメタンガスは検知されておりません。また、これまで継続的にメタンガスを検知していた東トイレ・西トイレ地下ピットでは検知なしでした。引き続き、GW工区の施設の機械換気設備及び検知器の設置を進めてまいります。
・屋外の電気・通信設備及び雨水・汚水設備等の地下ピットについては11月に104箇所、12月に372箇所測定しました。このうち、GW工区の東トイレ付近で2箇所、第1交通ターミナルの西エントランス広場付近で2箇所、PW工区のGW工区近接エリアの1箇所において1.5vol%以上のメタンガスを検知しました。なお、雨水・汚水設備等の地下ピットでは、1.5vol%以上の検知箇所はありませんでした。
・1.5vol%以上の検知箇所のうち、東トイレ付近の電気・通信設備の地下ピット1箇所で全8回測定中2回メタンガス濃度5vol%以上を検知しています。当該地下ピットについては、自然換気後0vol%を確認していますが、引き続き、工事中の安全対策を講じるとともに、継続的にモニタリングを実施していきます。また、今後の穴あき蓋への交換による換気対策に加え、ガス侵入抑制対策を実施する予定です。
・また、第1交通ターミナルの西エントランス広場付近の電気・通信設備の地下ピット1箇所でメタンガス濃度5vol%以上を検知しています。この結果を踏まえ、工事中の安全対策を講じるとともに、継続的にモニタリングを実施します。また、穴あき蓋への交換による換気対策を実施しました。

※なお、穴あき蓋への交換が完了するまでは、蓋の開放措置を実施しており、1月に計測した際は、0vol%であることを確認しています。

GWおよびPW工区において、これまでの測定結果を踏まえながら、機械換気設備・検知器の設置、侵入抑制措置、マンホール穴あき蓋への交換、透水性舗装の必要なすべての工事を開幕までに完了する予定です。そのうえで、会期中は、専門家の指導の下、会場内全域のガス濃度の測定・安全確認を常時行う体制を構築し、安全確認の状況について公表していきます。

万博会場内の建築物等におけるガスの検知状況(2024.11)の概要

◆建築物(GW工区)
[計測箇所等]
調査対象施設:26施設
測定箇所:地下ピット67箇所,屋内189箇所[参照データ:表1~13]
[メタンガスの発生状況(図1、表1、6より)]
測定回数:地下ピット3079回、屋内7785回(基準値1.5vol%未満)
・地下ピット、屋内いずれも基準値以上の検知なし
◆電気・通信設備の地下ピット
GW工区・PW工区測定(104地点、全161回):8地点(GW6地点、PW2地点)でガス検知
基準値内:6地点、基準値超過:2地点(GW1地点:最大4.2vol%/GW02、PW1地点:最大1.9vol%/PW017)

[その他ガスの発生状況(建築物(GW工区))] ※基準値を超えた検知回数を示す。〈〉内の数字は基準値を超えた検知回数の割合
〇一酸化炭素[表2,7より]測定回数:地下ピット3078回、屋内7785回(基準値50ppm以下)
・地下ピット〈0.45%〉:東トイレで14回
・屋内:基準値を超える検知なし
・最大値over(東トイレ_地下ピット) ※「over」は2000ppm超
〇硫化水素[表3,8より]測定回数:地下ピット3077、屋内7785(基準値1ppm以下)
・地下ピット:基準値を超える検知なし
・屋内:基準値を超える検知なし
〇二酸化炭素[表4,9より] 測定回数:地下ピット3077、屋内7785(基準値1.5vol%以下)
・地下ピット〈0.03%〉:西トイレで1回
・屋内:基準値を超える検知なし
・最大値1.7vol%(西トイレ_地下ピット)
〇アンモニア[表5,10より] 測定回数:地下ピット3199、屋内7784回(基準値25ppm以下)
・地下ピット:基準値を超える検知なし
・屋内:基準値を超える検知なし

万博会場内の建築物におけるガスの検知状況(2024.12)の概要

◆建築物(GW工区)
[計測箇所等]
調査対象施設:26施設
測定箇所:地下ピット67箇所、屋内166箇所[参照データ:表1~13]
[メタンガスの発生状況(図1、表1、6より)]
測定回数:地下ピット2914回、屋内6461回(基準値1.5vol%未満)
・地下ピット、屋内いずれも検知なし
◆電気・通信設備の地下ピット
GW工区・PW校区測定(159地点、全235回):9地点(GW6地点、PW3地点)でガス検知
基準値未満:7地点、基準値超過:2地点(GW2地点:最大5.0以上vol%/GW02、最大1.5vol%/GW16)
◆雨水・汚水設備等の地下ピット
PW工区測定(110地点、全110回):1地点(PW1地点)でガス検知
基準値未満:1地点

[その他ガスの発生状況(建築物(GW工区))] ※基準値を超えた検知回数を示す。
〇一酸化炭素[表2,7より] 測定回数:地下ピット2914、屋内6460(基準値50ppm以下)
・地下ピット:基準値を超える検知なし
・屋内:基準値を超える検知なし
〇硫化水素[表3,8より] 測定回数:地下ピット2914、屋内6459(基準値1ppm以下)
・地下ピット〈0.50%〉:基準値を超える検知なし
・屋内:基準値を超える検知なし
〇二酸化炭素[表4,9より]測定回数:地下ピット2914、屋内6460 (基準値1.5vol%以下)
・地下ピット:基準値を超える検知なし
・屋内:基準値を超える検知なし
〇アンモニア[表5,10より] 測定回数:地下ピット2914、屋内6460 (基準値25ppm以下)
・地下ピット:基準値を超える検知なし
・屋内:基準値を超える検知なし

交通ターミナルにおけるガスの検知状況(2024.12)の概要

◆建築物(交通ターミナル)
夢洲第1交通ターミナル
[計測箇所等]
調査対象施設:2施設
測定箇所:屋内33箇所[参照データ:表(1)~(10)]
[メタンガスの発生状況(図6、表(1)より)]
測定回数:屋内396回(基準値1.5vol%未満)
・屋内いずれも基準値以上の検知なし
夢洲第2交通ターミナル
[計測箇所等]
調査対象施設:2施設
測定箇所:屋内21箇所[参照データ:表1]
[メタンガスの発生状況(図ー6、表(6)より)]
測定回数:屋内231回(基準値1.5vol%未満)
・屋内いずれも基準値以上の検知なし
◆電気・通信機器の地下ピット
第1・2交通ターミナル測定(103地点全103回):2地点(第1交通ターミナル2地点)でガス検知
基準値超過:2地点(Ⅰ-40:5Vol%を超過、Ⅰ-45:2.0vol%)
※ 検知後、蓋の穿孔が完了するまでは、蓋の開放措置を実施しており、1月に計測した際は、0vol%であることを確認。

[その他ガスの発生状況(建築物(交通ターミナル))]
〇一酸化炭素[表(2)より] 測定回数:屋内627 (基準値50ppm以下)
・屋内:基準値を超える検知なし
〇硫化水素[表(3)より] 測定回数:屋内627 (基準値1ppm以下)
・屋内:基準値を超える検知なし
〇二酸化炭素[表(4)より] 測定回数:屋内270 (基準値1.5vol%以下)
・屋内:基準値を超える検知なし
〇アンモニア[表(5)より] 測定回数:屋内270 (基準値25ppm以下)
・屋内:基準値を超える検知なし

ガスの種類と濃度/基準値(参考)

PDFファイル:0.6MB]

■詳細については、以下の添付資料をご参照ください。
・会場内のガス濃度測定結果(建物内)(11,12月度)[表 1~11(PDFファイル:9.2MB)]
・会場内のガス濃度測定結果(建物外_電気・通信設備の地下ピット)(11,12月度)[表12~13(PDFファイル:0.5MB)]
・会場内のガス濃度測定結果(建物外_雨水・汚水設備等の地下ピット)(12月度)[表14(PDFファイル:0.3MB)]
・交通ターミナルのガス濃度測定結果(建物内)(12月度)[表1~10(PDFファイル:0.6MB)]
・交通ターミナルのガス濃度測定(建物外_設備系地下ピット_12月度)[表11~12(PDFファイル:1.0MB)]
■(参考資料)
・ガス濃度測定結果(ガス抜き管)(11,12月度)[PDFファイル:0.4MB]