プレスリリース

2025.02.28 2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)会場のシンボル「大屋根リング」が完成!
提供:株式会社大林組 撮影:株式会社伸和

 このたび、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)会場のシンボルで、世界最大級の木造建築物となる「大屋根リング」が完成し、2025年2月28日(金)に施工事業者から2025年日本国際博覧会協会に引き渡されましたのでお知らせします。

大屋根リング 概要

 「大屋根リング」は、世界最大級の木造建築物で、大阪・関西万博会場デザインプロデューサーで建築家の藤本壮介氏により構想された、「多様でありながら、ひとつ」という会場デザインの理念を表した会場のシンボルとなる建築物で、2023年6月30日に木組み部分の組み立てを開始し、2024年8月21日に全周約2㎞がつながりました。
 日本の神社仏閣などの建築に使用されてきた伝統的な貫(ぬき)接合に、現代の工法を加えて建築しており、会場の主動線として円滑な交通空間であると同時に、雨風、日差し等を遮る快適な滞留空間として利用されます。
 また、大屋根リングの屋上からは会場全体を様々な場所から見渡すことができ、リングの外に目を向ければ、瀬戸内海の豊かな自然や夕陽を浴びた光景、大阪の街並みなど、海と空に囲まれた万博会場の魅力を楽しむことができます。

・建築面積(水平投影面積):61,035.55㎡
・内径:約615m 外径:約675m
・全周:約2km
・幅:30m
・高さ:約12m(外側約20m) ※来場者が歩くことができるスカイウォークの高さ
・使用木材:国産木材7割(スギ、ヒノキ)、外国産木材3割(オウシュウアカマツ)