2022年10月25日から26日の2日間、当協会は、大阪・関西万博として初めての国際会議「International Planning Meeting(国際企画会議)」(以下IPM)を、大阪で開催しました。
今回のIPMには、100か国、5国際機関から、約240名の方が参加しました。
■羽田浩二2025年日本国際博覧会政府代表より開会のご挨拶
国際博覧会の成功は、主催者と参加者がお互いに満足のいく、緊密な協力関係が築けるかどうかにかかっています。このIPMが有益であり、参加者の皆様が2025年の万博に向けて具体的かつ円滑に準備を進めるための触媒になることを祈念しています。
■ディミトリ・ケルケンツェス博覧会国際事務局(以下BIE)事務局長より開会のご挨拶
4年前に開催地として選出されて以来、日本は積極的に着々と2025年に向けて努力されてきました。開幕まで900日は時間があるようで、そうではありません。国際博覧会という共通の目的のため、迅速かつ効率的な意思決定が必要です。2025年に向けて、準備を皆様と進めていきたいと思います。
■10月25日(第1日目)の主なセッション
大阪・関西万博のテーマについて、有識者から説明いただいた後、3つのサブテーマに取り組む「Team Expo 2025」プログラムの事例を紹介しました。
また、当協会事務総長の石毛博行より、大阪・関西万博の基本計画や現在の準備状況について説明し、万博会場をイメージしたフライスルー動画を初披露しました。そのほか、本万博開催に向けた各事業の取り組み状況について説明を行いました。
※フライスルー動画
・1分56秒バージョン:https://youtu.be/Wq7ravMwEyo
・30秒バージョン(ダイジェスト版): https://youtu.be/O9ftNKIlwfI
■10月25日サイニングセレモニー(公式参加契約調印式)の開催
夕刻には、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)として初めての「サイニングセレモニー(公式参加契約調印式)」を開催し、9か国と公式参加契約を結びました。
≪調印国≫
アゼルバイジャン共和国、オランダ王国、カタール国、サウジアラビア王国、チェコ共和国、ドイツ連邦共和国、ハンガリー、ブラジル連邦共和国、ポーランド共和国
■10月26日(第2日目)の主なセッション
第2日目には、万博会場となる夢洲(ゆめしま)の視察を行いました。
自らパビリオン(タイプA)を建設する国に対しては、建設工事を円滑に進められるよう、国ごとに個別のミーティングを実施しました。IPM終了後には、希望者に対し、大阪・関西地域への理解を深めてもらうため、大阪・関西エリア各地への現地視察(エクスカーション)を実施しました。
■IPM終了後の記者会見
10月26日、IPM終了後に行った会見では、当協会事務総長 石毛博行より、「この万博が時空を超えて人々の心に残るものにしよう!」と呼びかけたこと、また万博の計画や夢洲会場の現場を参加者に直接紹介し、参加者からの意見や質問に答えることで、双方の信頼関係を深めることができたこと、各国が独自に設定するナショナルデーやスペシャルデーの概要や、会場で行われるテーマウイークやベストプラクティスについても説明したこと等、2日間の成果を報告しました。
また、ディミトリ・ケルケンツェスBIE事務局長からは、「2025年の万博に向けて大きな期待を持っており、その期待を今日、再確認できました。万博の開催日に向けて共に力を合わせて尽力していきたいと感じています」とコメントがありました。
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