プレスリリース

2020.05.29 「People’s Living Lab促進会議」中間報告 公開

公益社団法人2025年日本国際博覧会協会(以下、当協会)は、昨年11月より本年3月にかけて全5回にわたり開催した「People’s Living Lab促進会議(以下、PLL促進会議)」の内容や、昨年12月より募集したアイデア提案、有識者による総括コメントをまとめた「中間報告」を公開いたします。
現在、大阪・関西万博の基本計画をPLL促進会議の「最終報告」と位置付け、どのような展示や実証がふさわしいか検討を進めています。応募いただいたアイデアは、大阪・関西万博の基本計画の策定等に活かしていきたいと考えています。

People’s Living Lab促進会議総括コメント
(座長 カーネギーメロン大学 ワイタカー記念全学教授 金出 武雄)

People’s Living Lab (PLL) 促進会議に、大阪・関西万博「People’s Living Lab」に対する1,000を超える提案が寄せられたことに大変感銘を受けました。
提案は、新しいロボット・AR・人工知能・医療・エネルギーなどの技術を駆使する未来社会の実証実験から、SDGsを実現するために若者らが議論する仕組みまで、様々な分野をカバーするもので楽しくワクワクするものを感じました。また、この提案とあの提案が結びつけば、さらに面白いことが起こるのではないかと想像できるものが多くありました。
People’s Living Labの考えは、「いのち輝く未来社会のデザイン」という高いテーマに向けて、万博はその実証・実験・体験の場 -未来社会の実験場- であるというものです。
したがって、単に哲学を語り、テーマにこじつけるのではなく、具体的な目標を掲げ、実証できる成果を示すという姿勢が最も求められるものであると考えます。そのためには、万博開催以前から参加者による共創の活動が必須です。
そんな活動にむけて、PLL促進会議から公開されている提案集を使って、提案された方々、団体間の連携がすすみ、よりよいプロジェクトが実現するのにPLL促進会議がさらに貢献できればと思います。「やってみよう」は関西人の根本精神です。

※他の有識者からの総括コメントについても中間報告に掲載しておりますので、併せてご覧ください。

参考:PLL促進会議について

大阪・関西万博は、万博会期中の姿だけでは無く、会期前から様々な人・企業・団体等との共創を通じて、万博を創り上げていく「People’s Living Lab=未来社会の実験場」をコンセプトとしています。
当協会は、多様な企業による「万博という『特別な街』で出来る実証実験」への参加促進をはかるため、昨年11月より本年3月にかけてPLL促進会議を全5回開催しました。また、昨年12月より2025年の万博会場等で実装あるいは実証する「未来社会」のアイデア提案を募集し、1000件を超える多数の応募をいただきました。

(ご参考)プレスリリース
People’s Living Lab促進会議の開催と参加企業の募集(2019.11.07)
https://www.expo2025.or.jp/news/news-20191107/

問合せ先

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People’s Living Lab促進会議事務局
E-mail:info-pll@expo2025.or.jp