お知らせ

2024.06.20 大阪・関西万博で導入を目指す堆肥化可能な食器の堆肥化試験開始のご案内

 公益社団法人2025年日本国際博覧会協会は、大阪・関西万博会期中に使用が想定される使い捨て食器の代替として堆肥化可能な食器※1の導入を目指しています。堆肥化可能な食器を会場内から排出される食品廃棄物と一緒に堆肥化して再生利用するために、堆肥化可能な食器の堆肥化試験を開始しましたのでご案内いたします。
 ※1堆肥化可能な食器は食品容器、飲料容器、カトラリー類となります。

実施概要

 EXPO 2025 グリーンビジョン(2024年版)にも記載している通り、飲食店における飲食物の提供時にはリユース食器の使用を基本として検討を進めています。しかし、リユース食器の使用・回収が難しい場所等では、リユース食器だけでなく使い捨ての食器の使用も考えられます。使い捨て食器の代替として堆肥化可能な生分解性プラスチックの食器を導入し、会場内で発生する食品廃棄物と一緒に堆肥化して再生利用することを目指しています。
食品廃棄物の堆肥化処理を行っている再生利用事業者にて、通常の堆肥化処理期間内で堆肥化可能な食器と一緒に堆肥化(分解)可能かどうか、また、堆肥の品質に問題がないか、事前に試験を行い、再生利用事業者における受入の可能性を確認します。
 4月に公募した当該試験に関し、堆肥化可能な食器の取扱事業者4社、食品廃棄物の堆肥化を行っている再生利用事業者2社に協力いただき、食品廃棄物の堆肥化を行う実環境下で食器の堆肥化を実施します。

スケジュール

2024年6月17日(月):試験開始
2024年10月:堆肥化試験終了予定
2024年10月:結果の協会公式Webサイト公表予定

試験参加者(50音順)および試験する食器、堆肥化方式

●食器取扱事業者
株式会社カネカ(食品容器、カトラリー)
株式会社シンギ(飲料容器)
東商化学株式会社(カトラリー)
リスパック株式会社(食品容器)

●再生利用事業者
大栄環境株式会社(密閉型攪拌方式)
株式会社大栄工業(堆積方式)

ご参考

EXPO 2025 グリーンビジョン(2024年版)を公表
https://www.expo2025.or.jp/news/news-20240329-03/

大阪・関西万博で導入を目指す堆肥化可能な食器の堆肥化試験実施について
https://www.expo2025.or.jp/news/news-20240404-02/

▽堆肥化試験に関する問い合わせ先
連絡先:公益社団法人2025年日本国際博覧会協会 企画局 持続可能性部 資源循環課
E-mail:shigenjunkan@expo2025.or.jp