プレスリリース

2024.03.29 EXPO 2025 グリーンビジョン(2024年版)を公表

 公益社団法人2025年日本国際博覧会協会は、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の準備、運営を通じて持続可能性の実現を目指すため、脱炭素・資源循環に関して、大阪・関西万博で目指すべき方向性や核となる対策の候補等について、EXPO 2025 グリーンビジョン(2024年版)を公表しました。
 EXPO 2025 グリーンビジョン(2024年版)では、脱炭素編、資源循環・循環経済編、自然環境編、横断的事項の4編構成としています。
 脱炭素編では、万博におけるGHG※1排出量のBAU※2について、2023年度までの実績や計画の進捗に伴い新たに明らかになった施設等の反映に合わせて見直しを行いました。また、具体的な各脱炭素技術の導入状況や取り組みについて更新しました。
 資源循環・循環経済編では会場運営関係の廃棄物排出量に関して、ごみの分別区分に合わせた排出量推計を整理するとともに、削減目標の設定を行いました。会場運営関係では、リユース食器の運用計画の具体化、マイボトルの持ち込み推奨、レジ袋・プラスチックバッグの配布禁止、食品ロス対策や食品廃棄物のリサイクルの具体化など、廃棄物の削減やリサイクルに関する取り組みについて検討するとともにガイドラインに反映させました。また、施設設備の廃棄物に関しては、リユースに関する取り組みや目標を設定しました。
 自然環境編では鳥類の生息環境に関する保全・配慮事項をテーマとしたNGOとの共同検討、大阪府と兵庫県が推進するプロジェクトと連携した生物多様性の保全についての発信を追加しました。

※1 GHG(Greenhouse Gas):二酸化炭素やメタンなどの温室効果ガス
※2 BAU(Business-as-Usual):追加的な対策を講じなかった場合の温室効果ガスの排出量

■EXPO 2025 グリーンビジョン(2024年版)
 https://www.expo2025.or.jp/wp/wp-content/uploads/20240329_greenvision.pdf

■EXPO 2025 グリーンビジョン(2024年概要版)
 https://www.expo2025.or.jp/wp/wp-content/uploads/20240329_greenvision_overview_r.pdf

▽ご参考(過去のプレスリリース)

■大阪・関西万博の持続可能な運営を実現するため「持続可能性有識者委員会」を設置
(2021年12月15日発表)
 https://www.expo2025.or.jp/news/news-20211215-03/

■未来社会における環境エネルギー検討委員会 中間取りまとめ
「EXPO 2025 グリーンビジョン」公開
(2021年6月22日発表)
 https://www.expo2025.or.jp/news/news-20210622/

■「持続可能な大阪・関西万博開催にむけた方針」及び改定版
<EXPO 2025 グリーンビジョン>を公表 ~環境省との連携プロジェクトをスタート~
(2022年4月27日発表)
 https://www.expo2025.or.jp/news/news-20220427/