お知らせ

2024.08.23 会場内のガス濃度測定結果(2024年6月度)の公表について

公益社団法人2025年日本国際博覧会協会は、2024年3月28日にグリーンワールド(GW)工区のトイレにおいて発生した火災(爆発火災)事故などを踏まえ、有識者の意見を伺ったうえで、メタンガス等に関する会期中の安全対策を取りまとめて6月24日に公表したところです。
この中で、来場者等のみなさまへの情報提供の一環として、会場整備工事期間中のガス濃度測定結果を定期的に公表することとしており、今般2024年6月度のガス濃度測定結果を取りまとめましたのでお知らせします。
6月24日に2024年5月以前の「メタンガス等の検知状況」の概要をお知らせしているところですが、あわせて、詳細の濃度測定データを公表いたします。
なお、工事中及び会期中の安全対策については、既に公表しているとおり、GW工区において、工事中は全ての作業前にガス濃度測定を行い、基準値以上の濃度が確認された場合は送風機等による機械換気を実施、基準値未満となったことを確認してから作業を開始しております。
また、会期中の対策としてガス侵入の抑制、侵入したガスの適切な換気、ガス濃度測定の継続実施とガスが滞留した場合の早期検知といった措置を講じ、来場者等の安全に万全を期してまいります。

万博会場内の建築物におけるガスの検知状況(2024.06)の概要

◆GW工区について

[計測箇所等]
調査対象施設:26施設
測定箇所:地下ピット70箇所,屋内210箇所[参照データ:表1~13]
[メタンガスの発生状況(図1、表1、6より)]
測定回数:地下ピット3116回,屋内7752回(基準値1.5vol%未満)
・地下ピット、屋内いずれも基準値以上の検知なし
・最大値:1.3vol%(東トイレ_地下ピット)
[その他ガスの発生状況] ※基準値を超えた検知回数を示す。〈〉内の数字は基準値を超えた検知回数の割合
〇一酸化炭素[表2,7より]測定回数:地下ピット3132、屋内7588(基準値50ppm以下)
・地下ピット〈16.57%〉:東トイレで413回、西トイレで106回
・屋内〈0.59%〉:東トイレで39回、西トイレで6回
・最大値over(東トイレ・西トイレ地下ピット) ※「over」は500ppm超
〇硫化水素[表3,8より]測定回数:地下ピット3118、屋内7755(基準値1ppm以下)
・地下ピット〈1.51%〉:東トイレで35回、西トイレで11回、営業施設GW_FLPで1回
・屋内:基準値を超える検知なし
・最大値8.2ppm(東トイレ地下ピット)
〇二酸化炭素[表4,9より]測定回数:地下ピット3106、屋内7751 (基準値1.5vol%以下)
・地下ピット〈0.06%〉:西トイレで2回
・屋内〈0.06%〉:東トイレで5回
・最大値16vol%(東トイレ屋内)
〇アンモニア[表5,10より]測定回数:地下ピット3149、屋内7798 (基準値25ppm以下)
・地下ピット:基準値を超える検知なし
・屋内〈0.23%〉:楽屋棟、営業施設(GW北東、GW東、GW_FLP)でそれぞれ8、2、2、6回検知
・最大値192.1ppm(楽屋棟屋内)

[参考]・PW工区18施設の地下ピットは基準値以上のメタンガスの検知なし
・電気通信設備の地下ピット(図2,表12,13)については、PW工区はメタンガスの検知なし、GW工区は測定なし。

万博会場内(建物内)のメタンガスの検知状況(6月度)

万博会場内(建物外_電気通信設備の地下ピット)のガス測定地点(6月度)

ガスの種類と濃度/基準値(参考)

PDFファイル:0.9MB]

■詳細については、以下の添付資料をご参照ください。
・ガス濃度測定結果(建物内)(6月度)[表 1~11(PDFファイル:20MB)]
・ガス濃度測定結果(建物外_電気・通信設備の地下ピット)(6月度)[表12~13(PDFファイル:0.8MB)]

■(参考資料)令和6年5月以前のガス濃度測定結果等
[参考1]
ガス濃度測定結果(建物内)(24年2月~5月)[PDFファイル:20MB]
[参考2]
ガス濃度測定結果(建物外_電気・通信設備の地下ピット)(23年7月~24年5月)[PDFファイル:1MB]
[参考3]
ガス濃度測定結果(ガス抜き管)(23年9月~24年6月)[PDFファイル:9MB]