プレスリリース

2024.09.30 未来社会ショーケース事業「グリーン万博」合成燃料の協賛者が決定

 公益社団法人2025年日本国際博覧会協会は、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)における「未来社会ショーケース事業」(グリーン万博)の合成燃料の協賛者について、下記のとおりお知らせします。
 「未来社会ショーケース事業」出展の各事業については、引き続き多数の企業・団体と協議中であり、新たな協賛企業・団体については、順次発表する予定です。
 ※グリーン万博:万博会場を未来社会のショーケースに見立て、先進的な技術やシステムを取り入れ未来社会の一端を実現することを目指す『未来社会ショーケース事業』のうち、脱炭素・資源循環等に関する先端技術や未来の姿を実現していく事業です。

事業概要

実証プラントで製造した合成燃料を用いた大型車両走行実証等

協賛者

ENEOS株式会社(東京都千代田区 代表取締役社長 山口 敦治)

事業内容

 脱炭素社会の実現に向けて、次世代の燃料として注目されている「合成燃料」を大型車両走行実証等に活用します。
 合成燃料は原料製造から製品利用までの製品ライフサイクル全体においてCO2排出量を抑えることのできるカーボンニュートラル燃料です。
 国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構によるグリーンイノベーション基金の補助を受けて建設した実証プラントで製造した合成燃料を用いて、大阪・関西万博のカーボンニュートラルに貢献し、「EXPO2025グリーンビジョン」の実現を目指していきます。

合成燃料イメージ (提供:ENEOS株式会社)

ご参考

▽未来社会ショーケース事業について
 未来社会ショーケース事業は、大阪・関西万博のテーマである「いのち輝く未来社会」を支える技術・サービスを、2025年以降の未来を感じさせる「実証」と2025年の万博にふさわしい「実装」の形で、「未来社会の実験場」となる万博会場の整備、運営、展示、催事などに活用し、国内外の幅広い参加者や来場者に、体験として提供する事業群の総称です。

▽合成燃料について
 水素とCO2を合成して製造される合成燃料は、液体合成燃料と気体合成燃料に区分されます。液体合成燃料はFT合成反応等によって製造されるガソリン・灯油・軽油等の混合物であり、“人工的な原油”と呼ばれています。
 再生可能エネルギー由来の電力等で水を分解して水素と、発電所や工場等からの排ガスから回収したCO2を原料にすることで、製品ライフサイクル全体におけるCO2排出量を抑えることができます。また、液体燃料である合成燃料は、既存インフラを活用できるため、幅広い領域、業界でのカーボンニュートラルに貢献することができます。

▽グリーンイノベーション基金について
経済産業省Webサイト「グリーンイノベーション基金」
https://www.meti.go.jp/policy/energy_environment/global_warming/gifund/index.html