今回のちょっと気になる万博ニュースは、万博会場での「暑さ」対策にクローズアップ!
会場内のクールスポットや休憩所をご紹介します。まもなく訪れる夏本番、この記事を参考にして万博を満喫してください!
暑さに負けず万博を楽しみたいなら、出かける前に準備はしっかりと!
来場時のファッションは、通気性の良い素材の服や、吸水性や速乾性にすぐれた下着を身に着けると、熱中症リスクが軽減します。
持ち物は、下記のリストを見ながらチェックしてくださいね。
✅飲み物
のどは乾いていなくても、こまめに水分をとりましょう。
水筒・マイボトルに入れて持参がオススメ。持参した飲料を飲み干しても、会場内で給水できて便利。ペットボトルに入った水を凍らせたものを持参すると、身体を冷やすことも、融けたら飲むこともできます。
ただし、缶・瓶に入った飲み物や、お酒は場内に持ち込み禁止なのでご注意を! 会場内には、たくさんの自動販売機も設置されています。
✅帽子または日傘
帽子をかぶったり、日傘をさすことで、容赦なく照り付ける直射日光から、頭や上半身を守れます。晴雨兼用傘なら、突然の雨でも安心です。日傘を混雑している場所で使う際は、周りの人との距離に気をつけましょう。
✅塩分を含んだ飲料やおやつ
汗をかくと水分だけでなく、塩分も失われます。スポーツドリンクや塩あめ、塩タブレットなどで手軽に補いましょう。
✅ポータブルファン・うちわ
水で濡らしたタオルなどで肌を冷やし、ポータブルファンやうちわで風をあてると、熱が放散されます。
✅ネッククーラー
首を冷やすことで、効率的に身体を冷やすことができます。
✅冷却タオル・スカーフ
首に掛けたり、肌にあてたりして身体を冷やしましょう。
✅折りたたみイス
ベンチや休憩所が見当たらない時や、パビリオン入館待ちに重宝します。
入場ゲートでX線による検査を受けて、持ち込みが可能になります。幅600×高さ400×奥行900mmを超えるイスは持ち込めないのでご注意を!
万博の来場日時が決まったら、2025大阪・関西万博オフィシャルオンラインストアへGO!!ミャクミャクの保冷バッグやタオル、サングラスなど、かわいくて会場で役立つ暑さ対策アイテムが買えますよ♪特にネッククーラーやクールクリップなどひんやりグッズは、事前にご自宅でキンキンに冷やしてから着用できるのでオススメです。
会場内のオフィシャルストアでも販売しているので、ぜひチェックしてみてください!
1周約2kmの世界最大の木造建築物である「大屋根リング」。リングの下は日差しを遮るだけでなく、涼やかな風が吹き抜けるクールスポットです。いたるところにベンチが設置してあり、休憩するのにピッタリ。給水機や清涼飲料の自動販売機も多く、キッチンカーも出店しているので、手軽にドリンクを手に入れることができます。さらには、リング下の柱に描かれているアート作品を探してみたり、涼みながら鑑賞したりするのもオススメです。
小まめな水分補給のためには、水筒やマイボトルの持参がオススメ!万博会場内のマイボトル洗浄機・給水機ともに無料で利用できます。しっかりと水分を摂って、身体にうるおいを与えましょう。
会場内10カ所に設置。約20秒でボトルとフタを洗浄・除菌してくれます。操作方法や洗浄状況は、洗浄部の下にあるモニターと音声でサポート。案内役のオリジナルキャラクターによる楽しい掛け合いにも注目してください。
熱中症予防だけでなく、プラスチックごみ削減、CO2削減のために設置。様々な形状、サイズのボトルが対応することができます。
また、給水機が込み合っている時は、自動販売機のドリンクで水分補給もオススメです。
今回の万博には、つくり手の個性が光る休憩所がいっぱい。サステナブルな仕組みを実現した空間、新進気鋭の建築家が手掛けたデザイン性豊かなスペースなど、休憩所の魅力に迫ります!
オランダパビリオン前の「進歩の広場」にある木組み格子の休憩所。木陰に入った時のような心地良さを感じられるその訳は、建物に内蔵されている氷のパネルにあります。パネルの表面温度を3~8℃に維持することで、まるで氷室の中にいるような涼しさ。壁側に座ると、氷のパネルの効果で背中にほのかな冷気が!建物に備えつけられている太陽光パネルで発電した電気を一部利用し、夜間に製氷するサステナブルな取り組みにも注目です。約30名が座れる木のベンチでくつろぎながら、さわやかな涼しさを感じてください。
「大地の広場」近くにある、かまくらのような丸い形がかわいらしい休憩所。植物由来の生分解性樹脂を資材に3Dプリンターでつくられた「つくり・つかい・森になる建築」として建てられました。建物の表面に植物の種が入った手すきの紙を貼っており、植物が芽吹くと、表情がだんだん変化していきます。万博閉幕後には、建物が微生物に分解され、土にかえって森になることを想定しています。地中にパイプを通し、土の中で温度が下がった空気をベンチの下から取り込むことで、涼やかな空間を実現。暑い時季にはベンチの間に氷を入れて、涼しい空気を体感できる予定です。
EXPOメッセ「WASSE」の近くにある、鮮やかな円形の大屋根から連想するのは、サーカスのテント?はたまた、モンゴルのゲル?テントの下はベンチがある広々としたスペース。海に面しているため、心地良い海風が吹き抜けます。オールジェンダートイレや光や音を不快に感じやすい「感覚過敏」の人のためのカームダウン・クールダウンルームを設置。授乳室、調乳スペースもあるので、幼いお子さん連れにはうれしい限り!
※6月27日現在メンテナンス中です。
JR ゆめ咲線 桜島駅と万博会場を結ぶEVバスが、休憩所として会場内に設置されています。車内はバス後部の段差をなくしたフルフラットの床で、足が不自由な方にも優しい設計。バス天井に備え付けたパッケージ電動エアコンによる冷房が効いた車内で、ゆっくりと休憩することができます。また、外気導入エアコンが新鮮な空気を取り入れることで、換気もしっかり行います。
さらにオランダパビリオンとコモンズDの間にも、休憩用ラウンジバス「Green Park Bus(グリーンパークバス)」バスが。車内でスマートフォンの充電もできるのがうれしいですね!
ミストに包まれながらひと休みできたり、日差しを避けて屋内でホッとひと息つけたり!遠足や修学旅行の生徒のための団体休憩所(お弁当広場)や大阪湾に面した西エリアの休憩所も、平日の14:30以降と土日祝は一般客でも使用可能なので気軽に利用してくださいね。
友達に教えたくなる!SNSに投稿したくなる!そんな休憩スポットがあれば、わざわざ足を運びたくなってしまいますよね。“映える”のはもちろん、疲れた体を休めるのに最適なクールスポットをセレクト!混雑時は、譲り合ってご利用ください。
大阪ヘルスケアパビリオンの前に展示されている双頭のオブジェ。実は2人がけのベンチとして利用できます。この「オオカミベンチ」は、アーティスト 鴻池朋子さんが万博のために制作されたアート作品。座ってみると、オオカミの懐に包まれるような絶妙なフィット感!10体それぞれ、形状やデザインが異なっているので、お気に入りのオオカミを探してみてください。
静けさの森ゾーン内、アゼルバイジャンパビリオンの南側にある階段状の木造建築。屋根上の階段を登り振りかえると、緑深き「静けさの森」が広がります。ライトブルーのパラソルの下でひと休みするのも良し。日暮れ後に階段に座り、まったりと過ごすのも良し。1階にはトイレ(オールジェンダートイレも設置)があるので、待ち合わせスポットとしても重宝しそう!
廃棄ソーラーパネルをアップサイクルしてつくった移動式のベンチ。会場内には3台稼働しており、屋根や背面に設置された太陽光パネルの動力で扇風機が作動します。座席には畳が使われているので、い草の香りに包まれながらリラックスした時間を過ごすことができます。またUSB(Type-A)の接続端子も装備。休憩時間がスマホやモバイルバッテリーの充電に充てられて一石二鳥です。
シグネチャーパビリオンが集結するエリアの真ん中に位置する広場は、15分に1度、約3分間ミストが噴き上がる涼感スポット。地面から噴き上がるミストは、瞬く間に周囲が見えなくなるくらい噴霧され、幻想的な世界を演出します。
放射冷却素材を使用した、ガスパビリオン おばけワンダーランドや、夏には西からの涼しい風が路地を吹き抜けるよう設計されたサウジアラビアパビリオンなど、ハード面で暑さ対策を行うパビリオンがある中、“クールなおもてなし”で来館者をお迎えする館に注目しました。
エントランスで来館者を待ち受けるのは、ミストの噴霧。暑さ対策と演出を兼ねている試みですが、入館待ちの人びとにとっては一服の涼を与えてくれる、うれしいおもてなしです。当館で噴霧されるシルキーファインミストは、2流体ノズルから生み出される極微細ミスト。気化冷却の効果に加え、肌への直接噴霧による疑似発汗効果により涼を感じられます。
レストランなどで配膳をするあのネコ型ロボットが、散水ミストロボット『BellaBot Pro(ミスト仕様)』として進化!ロボットが噴射するミストは、数μmの水滴の中に目には見えない100nm程度のウルトラファインバブルが生成。瞬時に気化することで人や空間の熱を奪い、冷感を届けてくれます。ミストは極めて微小な水の粒で形成されているので、触れても、浴びても、肌や衣服が濡れる心配はありません。
日差しが強い時や雨天時、入館待ちをする来館者に無料のレンタル傘を用意。オランダパビリオンはオレンジ色、ノルディック・サークルはパビリオンのロゴをあしらった鮮やかな青色など、傘からお国柄を垣間見ることができます。傘の貸し出しをしているパビリオンはほかにもたくさんあります。
また、NTTパビリオンで貸し出されている「untule(アントゥーレ)」は、UVカットだけでなく、傘下の体感温度を最大マイナス19℃下げることも!その遮熱効果を体感してみてください。
暑さを避けながら、展示を楽しんだり、吹き抜ける風に癒されたり…。魅力的な“フリーゾーン”を備えたパビリオン2館をご紹介します。
予約なしで入場できる「プレイマウンテン」「いのちのゆらぎ場」は、アートや音、数学がコラボしたオブジェや楽器が揃うエリア。ワークショップも予約なしで参加可能です。暑さを忘れるほど、アートや音と戯れる時間をぜひ!
「ひらかれたパビリオン」を目指す当館。その一環として、地下にある入館待機所の一部を休憩スペースとして開放しています。同館の来館予約をしていない人でも、入り口のスタッフに声をかければ、休憩することが可能です。
石のパーゴラでおなじみの休憩所2で、万博公式グッズのネッククーラー自動販売機が稼働中!首元を集中的に冷やすネッククーラーは、効率的に体温を下げられるアイテム。すでに冷えた状態で販売されているので、買ってすぐに利用できるのがうれしい限りです♪
体調不良や、けがをした際には、近くのスタッフや警備員に声がけを!会場内にある3カ所の診療所と5カ所の応急手当て所で応急処置を受けることができます。
また、会場内は広大なため、施設間の移動に体力を使うことも。万博会場内・外周バス「e Mover(イームーバー)」に乗車すると、短時間で目的地周辺に到着できます。暑さが厳しいこれからの時季こそ、体力温存は大事。バスを上手に利用して、効率的に移動しましょう。
暑い時季に近づくにつれ、さらに盛り上がりが予想される大阪・関西万博。
・定期的な休憩
・小まめな水分・塩分の補給
・日傘・帽子など、日差しを遮るアイテムの活用
以上の3つのポイントを心がけた上で、時間と体力にゆとりをもって万博をお楽しみください♪