世界のパビリオンめぐり|ウズベキスタンパビリオン:知の庭で育む、未来の社会

“知”が芽吹き、“未来”が育つ場所――あなたのアイデアも、その一粒に。

大屋根リングのすぐそばで、木製の柱が並ぶ美しい外観が目を引くウズベキスタンパビリオン。柱の切り方や並び方によって生まれる幾何学模様が、見た目にも印象的です。
この建築デザインは、パビリオンのテーマ「知の庭:未来社会のラボラトリー」を象徴するもので、人と自然、学びと可能性が調和する空間づくりの一環となっています。

【知の“種”が眠るトンネル】

館内に入ると、ひんやりとした土のトンネルに導かれます。そこには、水が流れるような光と音の演出。まるで自分自身が“種”となって地中で静かに芽吹くのを待っているような感覚になります。
その先の展示空間には、すでに芽吹きはじめているウズベキスタンのさまざまなアイデアやプロジェクトが紹介されています。光る台座には、持続可能性、イノベーション、教育など、現在の取り組みと未来の目標がわかりやすく展示されています。

【360度の映像と「木の庭」へ】

続くエリアでは、360度に広がる美しい映像が来場者を包み込みます。伝統と革新、文化と持続可能性――ウズベキスタンのルーツとこれからの未来をつなぐストーリーが展開されていきます。

映像体験のあとは、屋上の“木の庭”へ。日本の杉の木でできた柱が並ぶこの空間では、それぞれの柱にあるQRコードをスキャンすると、柱の木材がどの地域から来たかなどの情報を知ることができます。

【出口に響く、未来へのメッセージ】

出口付近の壁からは、「私たちの祖国の未来は、その歴史と文化に劣らず輝かしいものになるだろう」といった声が響いてきます。
これらは、未来に向けての希望とエネルギーに満ちたメッセージです。

「知の庭」では、一人ひとりのアイデアが、やがて豊かな実りになる――
ウズベキスタンパビリオンで、あなた自身の“知の種”も育ててみませんか?