日
公益社団法人2025年日本国際博覧会協会は、大阪・関西万博会期中に使用が想定される使い捨て食器の代替として堆肥化可能な食器※の導入を目指しています。堆肥化可能な食器を会場内から排出される食品廃棄物と一緒に堆肥化して再生利用するために、堆肥化可能な食器の堆肥化試験を行いましたので、結果をご案内いたします。
※生分解性プラスチックの食品容器、飲料容器、カトラリー類となります。
EXPO 2025 グリーンビジョン(2024年版)にも記載している通り、飲食店における飲食物の提供時にはリユース食器の使用を基本として検討を進めています。しかし、リユース食器の使用・回収が難しい場所等では、リユース食器だけでなく使い捨ての食器の使用も考えられます。使い捨て食器の代替として堆肥化可能な生分解性プラスチックの食器を導入し、会場内で発生する食品廃棄物と一緒に堆肥化して再生利用することを目指しています。
2024年4月より公募し、6月より試験を開始しました。食品廃棄物の堆肥化処理を行っている再生利用事業者にて、通常の堆肥化処理期間内で堆肥化可能な食器と一緒に堆肥化(分解)可能かどうか、また、堆肥の品質に問題がないか、事前に試験を行い、再生利用事業者における受入の可能性を確認いたしました。
試験参加者(50音順) および試験する食器、堆肥化方式
●食器取扱事業者
株式会社カネカ(食品容器、カトラリー)
株式会社シンギ(飲料容器)
東商化学株式会社(カトラリー)
リスパック株式会社(食品容器)
●再生利用事業者
大栄環境株式会社(密閉型攪拌方式)
株式会社大栄工業(堆積方式)
全ての食器取扱事業者の生分解性プラスチックの食器において分解が進み、分解後の堆肥に関しても問題ない結果となりました。
今後、堆肥化可能な食器のフードトラックエリアでの導入、および食品廃棄物と併せた堆肥化処理に向けて、引き続き検討を進めてまいります。
EXPO 2025 グリーンビジョン(2024年版)を公表
https://www.expo2025.or.jp/news/news-20240329-03/
大阪・関西万博で導入を目指す堆肥化可能な食器の堆肥化試験実施について
https://www.expo2025.or.jp/news/news-20240404-02/
大阪・関西万博で導入を目指す堆肥化可能な食器の堆肥化試験開始のご案内
https://www.expo2025.or.jp/news/news-20240620-04/
▽堆肥化試験に関する問い合わせ先
連絡先:公益社団法人2025年日本国際博覧会協会 企画局 持続可能性部 資源循環課
E-mail:shigenjunkan@expo2025.or.jp