2021.12.08
会議
EXPO 2025 グリーンビジョン具体化タスクフォース 「CO2回収・利用」分野DACCS分科会(第1回)を開催

公益社団法人2025年日本国際博覧会協会は、2021年6月に公表した、「EXPO 2025 グリーンビジョン」(※1)に基づき、2025年の大阪・関西万博開催に向けて、万博会場内外での環境エネルギー技術の実証・実装事業を具体化するため、「EXPO 2025 グリーンビジョン具体化タスクフォース」を立ち上げ、検討を進めています。

「CO2回収・利用」分野DACCS分科会では、大気に含まれる二酸化炭素を分離回収し地下に貯留するDACCS技術に関して、その技術の現状及び重要性を確認するとともに、2025年大阪・関西万博会場におけるDACCS技術の来場者への効果的な訴求方法等について検討をしていきます。

10月28日に開催した第1回分科会では、当協会より本分科会の目的について説明しました。また、合同開催とする2025年大阪・関西万博におけるネガティブエミッション技術等の在り方を示すコンソーシアムDACCS分科会の趣旨について、事務局を担う地球環境産業技術研究機構から説明いただきました。

その他、今後の検討に向けて、DAC(Direct Air Capture)(※2)技術開発の動向や、CO2地中貯留技術、CCUS(※3)の受容性とアンケート調査の意義について報告いただきました。

※1「未来社会における環境エネルギー検討委員会 中間取りまとめ<EXPO 2025 グリーンビジョン>」は以下からご覧いただけます。
https://www.expo2025.or.jp/wp/wp-content/uploads/expo2025greenvison.pdf
※2 DAC(Direct Air Capture)とは、大気中のCO2を直接回収する技術のこと。DACCSとは、Direct Air Carbon Capture and Storage (二酸化炭素直接空気回収)の略。
※3 CCUSとは、Carbon dioxide Capture, Utilization and Storage(二酸化炭素の分離・回収、有効利用、貯蓄)の略。火力発電所や工場等からの排気ガスに含まれる二酸化炭素を分離・回収し、資源としての有効利用や、地下の安定した地層の中に貯留する技術のこと。

会議名称 

EXPO 2025 グリーンビジョン具体化タスクフォース「CO2回収・利用」分野 DACCS分科会(第1回)
(2025年大阪・関西万博におけるネガティブエミッション技術等の在り方を示すコンソーシアム第1回DACCS分科会との合同開催)

日時

2021年10月28日(木)14:00~16:30

場所

オンライン会議

当日の議事

・座長あいさつ
 三菱重工エンジニアリング株式会社 執行役員CTO 洲崎 誠
・2025年大阪・関西万博におけるネガティブエミッション技術等の在り方を示すコンソーシアムDACCS分科会について
 公益財団法人地球環境産業技術研究機構 専務理事 本庄 孝志
・EXPO 2025 グリーンビジョン具体化タスクフォース「CO2回収・利用」分野について
 公益社団法人2025年日本国際博覧会協会 企画局企画部企画事業課 参事 羽端 大
・カーボンニュートラル実現に向けたDAC(Direct Air Capture)技術開発の動向
 公益財団法人地球環境産業技術研究機構 化学研究グループ 主席研究員 余語 克則
・CO2地中貯留技術について
 公益財団法人地球環境産業技術研究機構 CO2貯留研究グループ 主任研究員 三戸 彩絵子
・CCUSの受容性とアンケート調査の意義
 一般財団法人電力中央研究所 上席研究員 窪田 ひろみ
・今後の検討の進め方について
 公益財団法人地球環境産業技術研究機構 専務理事 本庄 孝志

関連リンク

【プレスリリース】
・大阪・関西万博開催に向け環境エネルギー技術の実証・実装を具体化するため「EXPO 2025 グリーンビジョン具体化タスクフォース」による検討開始

【活動報告】
●「CO2回収・利用」分野
・EXPO 2025 グリーンビジョン具体化タスクフォース 「CO2回収・利用」分野カーボンリサイクル分科会(第1回)を開催

●「エネルギーマネジメント」及び「水素エネルギー等の活用」分野
・EXPO 2025 グリーンビジョン具体化タスクフォース 「エネルギーマネジメント」及び「水素エネルギー等の活用」分野 調査委員会(第1回)を開催

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